バイトストリーム 【byte stream】

概要

バイトストリーム(byte stream)とは、バイト単位で連続して送り出されるデータの流れ。プログラム上で終わりの決まっていないバイナリデータを連続的に扱う場合などに用いられる概念。

プログラム上では文字列や数値、配列など、あらかじめ長さが指定されたデータやデータ構造を取り扱うことが多いが、外部からの入力、外部への出力などでは、長さや終端の決まっていないデータを連続的に取り扱う場合がある。

このような連続的なデータの流れを「ストリーム」(stream)と呼び、プログラム上にデータが出入りする仮想的な窓口を作成し、これを通じてデータの読み込みや書き出しを行う。窓口に繋がれた先にはファイルシステム上のファイルや、ネットワーク上の他のコンピュータなどがある。

バイトストリームのうち文字データが流れるものを「テキストストリーム」(text stream)、任意の形式のバイナリデータが流れるものを「バイトストリーム」という。バイトストリームには画像や音声、動画、実行形式のプログラムなど、バイナリ形式で表されるどんな内容でも送受信することができ、具体的な形式や内容はアプリケーション側で規定する。

(2024.2.11更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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