while文 【while statement】 whileループ / while loop

概要

while文(while statement)とは、指定した条件が満たされている間だけ指定された範囲のコードを繰り返し実行する制御構文。最も基本的なループ構文の一つとして多くのプログラミング言語に用意されている。

言語により仕様や構文は異なるが、例えばC言語の場合は「while(条件)文」という構文になっており、条件が満たされている間、文を繰り返し実行する。文が複数に渡る場合は{}で括ってコードブロックにする。JavaJavaScriptなどC言語の記法を受け継ぐ言語の多くも概ね同様である。

while文はループの先頭で条件を評価して継続か終了かを判断する「前判定ループ」(前置判定ループ)となっており、ループの開始前に条件が満たされていない場合には繰り返し部分が一度も実行されない。ループの末尾で条件を評価したい(最低一回は繰り返し部分を実行したい)場合にはdo-while文などを利用する必要がある。

繰り返し処理の途中でループの制御が可能な構文が用意されている場合もある。例えば、C言語や似た構文を採用する言語では、break文によってループをその場で強制終了することができ、continue文でその回のループ終端までの処理をスキップすることができる。goto文ループの脱出が可能な言語もある。

(2024.2.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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