読み方 : コンストぶん

const文【const statement】const宣言

概要

const文とは、プログラミング言語において定数を宣言する文。値に名前をつけてコード中で参照できるようにする機能で、一度設定した値は変更できない。constキーワードによる定数宣言はC言語やC++言語、C#、PHPJavaScriptなど多くの言語で採用されている。
const文のイメージ画像

例えば、C言語で「const float PI = 3.14;」と記述すると、以降のコードで「PI」というシンボルを通じて値「3.14」を参照できるようになる。通常の変数と異なり、宣言後に別の値を再代入することはできず、誤って書き換えようとするとコンパイルエラーとなる。数値そのものをコード中に繰り返し書く代わりに名前で参照できるため、可読性が上がり、値の変更・管理も容易になる。

constで宣言できる対象や制約の範囲は言語によって異なる。JavaScriptでは識別子への再代入を禁止する仕組みであり、配列オブジェクトをconstで宣言しても内部要素やプロパティの変更は制限されない。Javaではconstは予約語として定義されているものの実際には使われず、代わりにfinal修飾子がほぼ同じ目的で利用される。

C/C++では「読み取り専用」を表す型修飾子として扱われ、ポインタや参照と組み合わせた細かな制御が可能である。プリプロセッサの「#define」ディレクティブを用いて定数に近い挙動を実現することもできるが、#defineはコンパイル前にソースコード上のシンボルを値で機械的に置換する仕組みであり、型情報を持たないためコンパイラによる型チェックが働かない。constで宣言された定数は型を持ち、型チェックや最適化の対象となる。

(2026.6.8更新)
 

他の辞典等による「const文」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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