読み方 : イグジットぶん
exit文【exit statement】
exit文とは?

一般的なプログラミング言語では、exit文はエラー発生時や条件成立時など、以降の処理を継続する必要がない場面で利用される。例えば、繰り返し処理の途中で目的のデータが見つかった場合や、入力値の不正が検出された場合に実行されると、その時点で残りの命令は評価されず、現在の処理単位から離脱する。
言語によっては、ループを抜けるbreak文、関数から戻るreturn文、プログラム全体を終了させるexit文のように、離脱範囲ごとに異なる命令が用意されている。exit文は主にプログラム全体の終了に用いられ、実行時には終了ステータスを指定できることが多い。
C言語やシェルスクリプトでは関数として整数値を返す形式が一般的で、「exit 0;」といったように「0」を正常終了、0以外を異常終了として扱う慣習がある。即値ではなくマクロや定数で記述することを標準とする環境もある。呼び出し元のシェルや外部プログラムはこの値を参照し、後続処理の分岐に利用する。
return文が関数単位で制御を戻すのに対し、exit文は実行中のプログラムを停止するため、プログラムの末尾などにクリーンアップ処理やログ出力処理などが用意されていても実行されないまま終了する場合もある。そのため、必要な後処理はexit文の直前に明示的に記述することが求められる。
また、例外処理機構を備えた言語では、例外送出とは異なる強制終了手段として用いられることもあり、致命的エラー時の停止やデバッグ用途で使用される場合もある。処理の途中で実行経路を切り替える手段として利用されるが、多用すると実行の流れが追跡しにくくなるため、使用箇所を限定して記述することが望ましい。