加法混色 【additive color mixing】
概要
加法混色(additive color mixing)とは、光(光源、発光体)で様々な種類の色を表現するときの色の混合方法。最も一般的な方式は、赤(Red)、青(Blue)、緑(Green)の「光の三原色」を混合してすべての色を表現する手法で、三色の頭文字を取って「RGB」と呼ぶ。RGBによる加法混色の系では、赤と緑を混ぜると黄色やオレンジ色、茶色を、青と緑を混ぜると水色を、赤と青を混ぜると紫色を、三色を同じ強度で混ぜると黒や白、灰色を、それぞれ表現することができる。
これに対し、光を反射する媒体で色を表現する際の色の混合方法は「減法混色」という。コンピュータのディスプレイ装置などは加法混色の系で、印刷物などは減法混色の系(CMYやCMYKなど)であるため、コンピュータで作成した文書などを印刷するためには系の変換が必要になる。
(2025.3.3更新)