文字列リテラル 【string literal】
概要
文字列リテラル(string literal)とは、コンピュータプログラムのソースコードなどの中にデータを記述するためのリテラルの一つで、文字列データを記載するための記法。"abc" のようにダブルクォーテーションで括る言語が多い。リテラル(literal)とはプログラミング言語などの仕様で定められた書式の一種で、ソースコードの中で変数に代入したり、式などで演算したり、関数に渡したりする値の記法を定めたものである。データ型ごとに記法が決められている。
文字列リテラルはプログラム中に文字列データを記載するためのリテラルで、文字列をダブルクォーテーションで囲んで "Hello World!" のように記述する言語が多い。シングルクォーテーション(')で括る言語や、JavaScriptのようにどちらを使っても良い言語もある。
C言語やC++言語などではダブルクォーテーションが文字列リテラル、シングルクォーテーションが文字リテラル(char型の一文字)として使い分けられる。PHPのようにヒアドキュメントに対応した言語では複数行にまたがる文字列リテラルを直接コード中に埋め込んで記載することもできる。
(2023.11.6更新)