読み方 : ろんりひてい

論理否定【NOT演算】logical negation

別名  :否定演算/論理反転

概要

論理否定とは論理演算の一つで、与えられた命題の真偽を反転させるものである。真偽値の演算では入力が真のとき偽を返し、偽のとき真を返す。ビット演算では1のとき0を、0のとき1を返す。オペランド(演算対象)を一つ取る単項演算子に分類される。
論理否定のイメージ画像

論理否定は二値論理における最も基本的な演算の一つで、論理学や電子工学、プログラミングなど様々な分野で利用される。いずれの分野でも入力値を反転させる処理を指し、表記方法は分野によって異なる。

論理学では「¬」を用いて「¬P」のように表記する。電子工学や論理回路の分野では「¯」(上線)を用いて「P」のように表し、この演算を行う回路を「NOTゲート」と呼ぶ。NOTゲートデジタル回路を構成する基本素子の一つであり、他の論理演算回路の構成要素としても用いられる。

プログラミング言語では、真偽値ブール値)に対する論理否定と、ビット列の各ビットを個別に反転させる「ビット反転」の二種類が区別されることが多い。真偽値の否定には「!」演算子や「not」キーワードが用いられ、C言語やJavaJavaScriptなどでは「!」、PythonRubyなどでは「not」が採用されている。一方、ビット反転にはC言語系の言語を中心に「~」(チルダ演算子が使われる。両者を同一の演算子で表す言語もある。

(2026.6.25更新)
 

論理演算

NOT 否定
入力01
出力10

AND 論理積
入力10011
入力20101
出力0001

OR 論理和
入力10011
入力20101
出力0111

XOR 排他的論理和
入力10011
入力20101
出力0110

NAND 否定論理積
入力10011
入力20101
出力1110

NOR 否定論理和
入力10011
入力20101
出力1000

XNOR 否定排他的論理和
入力10011
入力20101
出力1001

他の辞典等による「論理否定」の解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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