トゥルーカラー 【true color】

概要

トゥルーカラー(true color)とは、コンピュータが扱う色情報の種類・範囲やその表現方法の一つで、24ビットまたは32ビットで色を識別する方式。いずれの場合も最大で1677万7216色を表現することができる。

光の三原色である赤・緑・青(RGB:Red Green Blue)をそれぞれを8ビット(256階調)で表し、1ピクセルあたり24ビットで色情報を表現する。32ビットの場合は残りの8ビットは「アルファチャンネル」と呼ばれ、透明度の表現などに用いる。

現代では「フルカラー」(full color)と同義とすることがほとんどだが、過去には、24ビットフルカラー32ビットをトゥルーカラーとしたり、インデックスカラーと対比してRGBの組み合わせで色を表現する方式全般をフルカラー、そのうち24ビットの表現をトゥルーカラーと呼び分けることもあった。

通常使用する範囲では、人間の目にはほとんど色の違いがわからないほど自然な表現が可能なため、コンピュータや録画・撮影機器、表示機器、および画像データや動画データは、トゥルーカラーを取り扱える最大の色数とするものが多い。ただし、用途によってはより詳細な色表現を要する場合もあり、業務用の機器やソフトウェアなどでは各色10~16ビットの方式が用いられることもある。

(2024.1.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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