グレースケール 【grayscale】 グレイスケール / greyscale

概要

グレースケール(grayscale)とは、コンピュータにおける画像などの色の表現方式の一つで、白と黒、その中間の何段階かの灰色のみを用いること。色味のないモノクロ表現の一種で、通常は8ビット256階調(白・黒・254段階の灰色)の表現方式を指すことが多い。

画像を白、黒、灰色のみで表現する方式で、白と黒の中間の灰色を明るいものから暗いものまで何段階用意するかによって表現の精彩さが異なる。階調の細かさはビット数で表され、通常は8ビット(白・黒と灰色254階調)や16ビット(白・黒と灰色65,534階調)が用いられることが多い。1ビットの場合は白と黒のみで中間の灰色が無い状態で、「白黒2値」(モノクロ2値)とも呼ばれる。

グレースケールのことを「モノクロ」(monochrome:モノクローム)と呼ぶこともあるが、正確にはモノクロとは単色の濃淡・明暗のみがあって他の色が無い状態のことを意味し、グレースケールはそのうちの最も代表的な一つという関係となる。モノクロにはグレースケール以外にもセピア色の写真や暗視装置による緑一色の映像などが含まれる。

(2024.1.12更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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