テンプレート 【template】 雛型 / テンプレ
ある目的や形式に沿って作成されたデータの雛型で、利用者はこれを複製して個別の内容を記入してくだけで目的のデータを完成させることができる。あらかじめ記入例が書き込まれており内容を上書きしていく形式と、空欄を埋めて作成する形式がある。
文書作成などを行うためのアプリケーションソフトの中には、伝票や履歴書など一般的な形式の書類についてテンプレートが同梱されており、項目を埋めていくだけで簡単に文書が作成できるようなっているものもある。
また、雛型の意味から転じて、典型例、標準的な方法、紋切り型、型通りのやり方、様式、定石、王道、といった意味合いで比喩的に用いられることも多く、俗に「テンプレ」と略されることがある。(問い合わせに対する)「テンプレ対応」(ストーリーなどの)「テンプレ展開」のように使う。
C++言語のテンプレート
プログラミング言語の一つであるC++言語の機能の一つにテンプレートがあり、データ型に依存しない関数やクラスを定義することができる。
関数などを定義する場合、引数や返り値のデータ型を指定しなければならないため、様々な型の値を投入する可能性がある場合は中身の処理は同じでデータ型だけが異なる関数を定義しなければならなかった。
テンプレートでは関数などを宣言する際にデータ型の部分を引数(テンプレート仮引数)にしておき、呼び出し時にどのデータ型でその関数を呼び出すかを指定(テンプレート実引数)する。一度の定義で様々なデータ型による呼び出しを実装することができる。
(2018.12.4更新)