単項演算子 【unary operator】
概要
単項演算子(unary operator)とは、一つの項を用いて一つの結果を得る演算子。算術における階乗 n! のように、与えられた項に事前に決められた演算を行って結果を返す。プログラミング言語でも単項演算子が用意されている場合がある。C言語の例では、1を加算するインクリメント演算子(x++)、1を減算するデクリメント演算子(x--)、符号反転(-x)、論理否定(!x)、ビット反転(~x)、ポインタから値を取り出す間接演算(*x)、アドレス取得(&x)、サイズ取得(sizeof(x))、データ型変換((int)x)などがある。++や--、!などはCの記法を踏襲する他の多くのプログラミング言語でも採用されている。
一方、「x + y」のように二つの項を用いて演算を行う演算子を「二項演算子」(binary operator)、「x ? a : b」のように三つの項を用いて一つの結果を得る演算子を「三項演算子」(ternary operator)という。
(2021.12.8更新)