読み方 : アローえんざんし

アロー演算子【arrow operator】

アロー演算子とは?

プログラミング言語で用いられる演算子の一つで、横棒と不等号を組み合わせた「->」あるいは「=>」のこと。右矢印「→」を表すが、何に対してどんな操作や演算を行うかは言語により異なる。
アロー演算子のイメージ画像

C言語やC++言語では、構造体オブジェクトのメンバーにアクセスする際、変数そのものに対しては「obj.member」という形式の「ドット演算子」を使う。一方、変数のメモリ上のアドレスを格納したポインタを経由してメンバーにアクセスする場合は、アロー演算子「->」を用いて「ptr->member」と書く。

これは本来であれば参照解除とメンバー指定を組み合わせた「(*ptr).member」という記述が必要になるが、アロー演算子を用いることで直接的に表現ができる。PerlPHPでも「->」はオブジェクトのメンバーへのアクセスに用いられ、PHPでは「$obj->member」のように変数名の先頭に「$」を付けて使う。

「=>」はPHPでは配列のキーと値のペアを定義するために使われ、「"name"=>"Taro"」のように記述する。JavaScriptTypeScriptでは「アロー関数」と呼ばれる無名関数の構文に「=>」が用いられ、「(x)=>x*2」のように左辺に引数、右辺に処理内容を置くことで関数を簡潔に定義できる。C#ではラムダ式の定義に「=>」を使うが、Javaでは同じラムダ式に「->」を採用しており、言語ごとに記号の割り当てが異なる。

(2026.4.23更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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