真理値 【truth value】 論理値 / logical value / 真偽値 / ブール値
概要
真理値(truth value)とは、論理学で、ある命題が「真」(true)であるか「偽」(false)であるかを示す値のこと。英語の頭文字を取って真を「T」、偽「F」の文字で表すこともある。プログラミング言語などにも命題の真偽を表す仕組みや表記法が用意されていることがあり、真理値あるいはブール値(boolean value)などと呼ぶ。条件式や論理演算(ブール演算)の結果を表すことができ、真理値を表すことができるデータ型を論理型、ブーリアン型(ブール型)などという。
入力 | 出力 | |
---|---|---|
A | B | A and B |
0 | 0 | 0 |
0 | 1 | 0 |
1 | 0 | 0 |
1 | 1 | 1 |
入力 | 出力 | |
---|---|---|
P | Q | P∧Q |
F | F | F |
F | T | F |
T | F | F |
T | T | T |
リテラルの表記は言語によって異なるが、真は「true」「True」「TRUE」などと、偽は「false」「False」「FALSE」などと表記することが多い。真理値に相当する値を整数で代用し、0が偽、0以外が真とする言語や処理系もある。
電子回路などの場合には、真理値を1ビットの値の0と1に対応付け、電流のオンとオフ、電圧の高低、電荷の有無などの物理量で表す。デジタル信号の1を真、0を偽に対応付けるのが一般的。
(2019.2.27更新)