スカラー型 【scalar data type】

概要

スカラー型(scalar data type)とは、プログラミング言語などに用意されているデータ型の分類の一つで、単一のを表したり格納する型のこと。整数型ブール型(論理型)などが該当する。

単一のデータを表すデータ型の総称で、スカラー型の一つの変数にはその型のを一つだけ格納することができる。多くの言語では整数型浮動小数点数型ブール型文字列型などのスカラー型が用意されている。

一方、複数のスカラー型のデータを組み合わせて一つのデータ構造を定義したものを「複合データ型」(composite data types)、複数の同じスカラー型のデータを一定の構造や規則に従って並べたデータ集合を「コレクション」(collection)という。

同じデータの種類でも言語によってスカラー型だったり複合的なデータ構造だったりすることがある。例えば、現代の多くの言語では文字列文字列型(「string」などの型名で表される)というスカラー型の一種だが、C言語などでは文字列文字型char型)の配列として表す。

(2022.1.30更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる