ラベル 【label】
概要
ラベル(label)とは、名札、標識、付箋、肩書、商標、(札や標識などを)貼る、名前をつける、分類する、レッテルを貼る、などの意味を持つ英単語。ITの分野では、システムが扱う対象を指し示したり、識別あるいは分類するために付けられた名前(文字列)のことをラベルということが多い。様々な分野で用いられる用語であるため一概に定義することはできないが、機械的に与えられた一意の識別子(ID:Identifier)などとは別に、利用者など人間側の都合や利便のために任意に設定あるいは変更できる名前、という意味合いで用いられることが多い。
また、複数の要素を組み合わせた集合を定義するために与えられる名前や、識別名とは別に与えられる分類名や属性名などのことをラベルということもある。対象にラベルを与える操作や処理を「ラベリング」(labelling)という。
一般的な意味
一般の外来語としては、物体(商品、持ち物など)の名前や中身、分類、持ち主などを表示するために貼り付けるシール、添付する札などを指すことが多い。「レーベル」「レッテル」(オランダ語:letter)も元来は同じ語だが、レーベルは音楽などの制作会社におけるブランド名(および制作部門)などの意味で、レッテルは不名誉で一方的な評価などの意味で用いられている。
(2023.5.11更新)