短整数型【short integer type】short型

概要

その言語や処理系における標準の整数型（int型）と同じか小さいデータ長の整数型を表すデータ型で、JavaやC#、Visual Basicなどでは16ビット符号付き整数である。一つのデータが2バイト（16ビット）の長さを持ち、表現できる値の範囲は-32,768～32,767である。

C言語では仕様上は「少なくとも16ビットの符号付き整数」と規定されており、多くの処理系では16ビット整数となっている。int型も同様の規定だが、int型はその時代のコンピュータで扱いやすい長さとする慣例があり、20世紀までは多くの処理系でint型もshort型も16ビットだったが、近年ではint型は32ビット、short型は16ビットとするのが一般的となっている。

短整数型は負の数を扱うことができる符号付き整数型の一種だが、0以上の整数しか必要ない場合は「unsigned short型」（C言語など）あるいは「ushort型」（C#など）を用いる。その場合は値の範囲が0～65,535となる。Javaには符号なしの短整数型は用意されていない。