CDP 【Cisco Discovery Protocol】
概要
CDP(Cisco Discovery Protocol)とは、米シスコシステムズ(Cisco Systems)社の通信機器が利用する通信プロトコルの一つで、同じネットワークに接続された別の機器を検知し、固有情報や設定情報などを交換するのに使われる。機器やネットワークの管理や問題解決のために用いられる。同じ物理ネットワークに存在する同社製の機器同士で通信することができ、ホスト名やIPアドレス、ポートID、機器の種類や型番、OSのバージョン、VLAN設定などの情報を通知しあう。既定では60秒ごとにこうした情報を送受信し、最後の更新から180秒を過ぎた情報は破棄される。
CDPはデータリンク層(リンク層)のプロトコルで、イーサネット(Ethernet)などのフレームが交換できれば動作するため、ネットワーク層のIP(Internet Protocol)の設定が誤っているなどして正常に通信できなくても利用することができる。
(2019.3.13更新)