【row】 line

概要

(row)とは、文字が縦あるいは横に一直線上に連なったもの。また、表(table/テーブル)や数学の行列のように縦横に整然と複数の要素が並んでいるときに、横方向・水平方向の並びのこと。縦方向・垂直方向の並びのことは(column)という。

長い文章を紙面などに記すときに、文字を読み進める方向(縦書きの場合は縦、横書きの場合は横)に並んだ文字の連なりの一本一本のことを行(line)という。

一文が紙幅や画面の表示範囲の幅を超える場合、行の終わりの文字の続きを次行の先頭から開始する「折り返し」が行われる。段落の末尾などでは、行の途中で終わった文の右側を空白とし、次の文を次行の冒頭から始める「改行」が行われる。

表や行列の行

ソフトウェアの表示・操作画面で、碁盤目状の表の形で項目を整理する場合、縦方向に並んだ項目の連なりのことをcolumn)、横方向の連なりを行(row)という。

リレーショナルデータベースRDBRelational Database)では、一件のデータを複数の属性attribute)のの組(tuple/タプル)として表現するが、この一組のデータ群を行(row)あるいはレコードrecord)という。各行の同じ属性の要素を集めた集合のことはcolumn)という。表の形で表したときに要素の組を横方向に、同じ属性の要素を縦方向に並べるためこのように呼ばれる。

(2021.6.8更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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