ソーシャルメディアポリシー【social media policy】ソーシャルメディアガイドライン/social media guideline

概要

ソーシャルメディアポリシーとは、企業や官公庁、大学などの組織がソーシャルメディアSNS)を利用する際の原則や方針、ルールなどを定めた規約。組織による公式のSNS利用に適用される方針のほか、従業員など所属メンバーの私的利用に関する要請などを含む場合がある。
ソーシャルメディアポリシーのイメージ画像

組織がソーシャルメディアを通じて情報発信や他の利用者との間でやり取りする活動に関して、目的や基本方針、運営体制、行動基準、連絡窓口、免責事項、フォローや返信などSNSでの行動に関する方針、他の利用者に求める制限や禁止事項などを記載する。

企業などが広報やマーケティングなどでSNSを活用する場面が増えるに従い、いわゆる炎上や著作権侵害、商標権侵害などのトラブルに遭遇する事例も増えている。組織や関係者に何かあると公式アカウントが窓口扱いされることもあり、企業としてSNSに取り組む姿勢を外部に告知する目的でソーシャルメディアポリシーが策定される。

策定した文書は組織の公式Webサイト上で発表し、SNS上のアカウントのプロフィール欄などからリンクすることが多い。公表される文書は主に組織外の人へ方針を知らせる目的で作成されるため、従業員が業務でSNSを利用する際の運営規則やマニュアルは詳細なものを別に作成し、社内や部署内で共有することが多い。

(2022.4.21更新)

他の用語辞典による「ソーシャルメディアポリシー」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「ソーシャルメディアポリシー」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令5 問9】 ソーシャルメディアポリシーを制定する目的として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。a 企業がソーシャルメディアを使用する際の心得やルールなどを取り決めて、社外の人々が理解できるようにするためb 企業に属する役員や従業員が、公私限らずにソーシャルメディアを使用する際のルールを示すためc ソーシャルメディアが企業に対して取材や問合せを行う際の条件や窓口での取扱いのルールを示すため。