レスポンス 【response】

概要

レスポンス(response)とは、反応、応答、返答、返信、回答などの意味を持つ英単語。IT分野では、通信システムでの要求に対する応答、SNSなどでの相手方からの返信、広告などにおける対象者からの応答などの意味で用いられることが多い。

通信・ネットワークの分野では、自らが相手に送ったデータや信号に対する相手からの返信・応答のことをレスポンスという。レスポンスを要求するデータや信号のことは「リクエスト」(request)と呼び、レスポンスと対に用いられることが多い。

電子メールやSNS、チャット、メッセンジャーなどネット上でのコミュニケーションで、自分が送ったメッセージや投稿などに、相手や第三者が反応を示すこと(また、その内容)をレスポンスということがある。この用法では俗に「レス」と略されることが多い。

機器やシステム、ソフトウェアなどにデータ入力や処理要求、利用者による操作を行い、それに対してシステムが応答を示すことをレスポンスということがある。その際にかかる時間のことを「レスポンスタイム」(response time:応答時間)というが、これを略してレスポンスということもある。例えば、利用者が入力装置を操作してからその様子が画面に反映されるまでに長い時間がかかることを「レスポンスが遅い」などという。

(2023.4.17更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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