オワコン 【終わったコンテンツ】
概要
オワコン(終わったコンテンツ)とは、日本語のネットスラングの一つで、作品や商品、サービスなどについて、ブームや流行が去った、人々に飽きられた、人気が落ちた、時代に合わなくなった、などの評価を表す語。「終わったコンテンツ」の略。2010年頃から広まった表現で、もともとアニメや漫画、ゲームなどの作品やシリーズなどを評して、一時は人気を博したが旬が過ぎて顧みられなくなった、内容や表現が古臭く時代に合わなくなった、といった否定的な評価を表す。
客観的な状況を指摘するというよりも、話者による主観的な評価を表しており、揶揄や嘲り、蔑みのニュアンスを含むため、立場や認識を共有しない他者がいる場面では罵倒と受け取られることを理解した上で用いるべきであるとされる。
現在では、アニメなどのメディア作品に限らず、商品、サービス、イベント、施設、著名人、企業、職業、社会制度、国、地域など様々な対象について、人気が落ちた、時代遅れになった、凋落したなど、以前との比較における否定的な評価を表す俗語として定着している。対象によっては「質が落ちた」「能力が落ちた」「儲からなくなった」のような派生的な意味で用いる場合もある。
なお、オワコンとの評価は、新作が発表され続けるなど現存する対象に向けられるのが原則であり、完結済みの過去の作品、終売した製品、終了したサービス、廃止された施設、故人など、本当に終わってしまった、無くなってしまった対象については用いない。
(2023.10.19更新)