NSFW 【Not Safe For Work】 職場閲覧注意

概要

NSFW(Not Safe For Work)とは、英語圏のインターネット上のコミュニケーションで用いられる俗語(ネットスラング)の一つで、「職場での閲覧には注意を要する」という警告

SNS電子メールショートメッセージWebページなどでネット上のコンテンツ情報を紹介する際などに用いられる表現で、掲載内容やリンク先の内容を職場や学校、あるいは公共の場で閲覧すると不適切とみなされるかもしれないことを受け手に知らせる。

どのような意味で不適切かは、受け手の置かれた環境、送り手と受け手の関係性、紹介されるコンテンツの内容などにより様々だが、一般的には、性的表現、暴力表現、下品な、汚い内容を含む表現、生々しい、ショッキングな、人によっては強い不快感を催すと一般に考えられている表現などに用いられる。

似た概念に成人指定(R-18)などの年齢制限があるが、NSFWは未成年への悪影響といった観点ではなく、職場のような空間で品位を保てる内容か否かが問題となる。未成年に見せられない表現のほとんどはNSFWな表現と判断されることになるが、喫煙シーンのように判断が分かれる場合もある。

ネットサービスなどでは、ほぼ同じ概念を「センシティブな内容」(sensitive content)などの表現で案内している場合もある。判断基準や禁止事項は利用規約などで定義されていることが多いが、国や文化圏によって受容の仕方が大きく異なる表現もあり、国際的に利用されるネットサービスなどでは文化的な摩擦の原因ともなる。

(2024.2.8更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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