表領域 【table space】 テーブルスペース / 表スペース

概要

表領域(table space)とは、データベース管理システム(DBMS)がデータを保管するために記憶装置(ストレージ)上に確保した領域のこと。ファイルシステム上は巨大なファイルとなっている。

テーブルインデックスなどDBMSが管理するデータの物理的な記録場所で、内部の形式などはシステムごとに異なる。一つの表領域が必ずしも一つのデータファイルに対応しているわけではなく、複数のファイルで一つの領域を形成したり、一つのファイルに複数の領域が格納されることもある。

複数の表領域を高速な装置と低速な装置に分けて置き、用途に応じて使い分けたり、一つの表領域を複数の装置にまたがって作成し、並列に読み書きをなって高速化したりすることができる。

性能を高めるため、オペレーティングシステムOS)が用意するファイルシステムを使用せず、記憶装置を直に制御して内部を丸ごと表領域として利用する機能(RAWデバイス方式)を持ったシステムもある。

(2020.1.14更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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