インデックス【index】idx

概要

インデックスとは、索引、見出し、添字指数などの意味を持つ英単語。ITの分野では、書籍の巻末の索引のように、多数のものの中から特定の対象をすばやく見つけ出すため識別情報や、整列された所在情報の一覧などを指すことが多い。
インデックスのイメージ画像

プログラミングなどの分野では、同種の複数のものが並んでいるときに、個々の要素を区別するために付けられた通し番号などの識別情報をインデックスという。配列の要素を指し示す添字などが該当する。

データベースファイルシステム検索エンジンなどでは、収集・格納された大量のデータをすばやく検索・抽出するために作成された索引データをインデックスという。データ本体を端から順に探すよりも圧倒的に短い手順で目的のデータを探し出せる。

具体的には、見出しとなる識別符号と、データ本体のある所在情報などを対応付け、整列・分類などを行ったあと木構造ハッシュテーブルなど検索に適したデータ構造に格納したものを指すことが多い。

(2018.7.31更新)

他の用語辞典による「インデックス」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「インデックス」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
令7 問65】 DBMSにおいて,データの検索を高速に行う目的で,必要に応じて設定して利用する情報はどれか。
平30春 問86】 DBMSにおけるインデックスに関する記述として、適切なものはどれか。
平25秋 問51】 関係データベースの表に設定する主キー、外部キー及びインデックスのうち、一つの表に対して複数設定できるものだけを全て挙げたものはどれか。

▼ 基本情報技術者試験
平27修1 問27】 関係データベースの表の列に利用者がインデックスを設定する目的はどれか。
平24秋 問27】 関係データベースの表の列に利用者がインデックスを設定する目的はどれか。
平21修7 問34】 関係データベース上に作成した “顧客” 表の検索に時間がかかるようになってきた。調査したところ,レコード数が当初の数倍に増加していることと,検索の度に全レコードにアクセスしていることが分かった。