VARBINARY型 【BINARY VARYING型】

概要

VARBINARY型(BINARY VARYING型)とは、データベースフィールド定義などで用いられるデータ型の一つで、可変長バイナリデータ(バイト列)を格納するためのもの。

文字や数値などで表現できない任意のバイト列を格納することができるデータ型である。テーブル定義時に「VARBINARY(最大バイト数)」として格納データの最大バイト数を宣言する。指定できるバイト数の上限はDBMSによって異なり、数千から数万(数KB~数十KB)のものが多い。

比較やORBER BY句による並べ替えDISTINCT句による絞り込みなども可能で、バイト列全体を一つの数値のように見立てて一致判定や大小比較をう。CAST関数で数値や文字列など他のデータ型との間で変換することができる。

テーブルに直接バイナリデータを格納するデータ型にはBINARY型もあるが、これは固定長バイト列を格納する型で、によって異なる長さのバイナリを格納する場合にはあまり向いていない。多くのDBMSでは最大データ長が256バイトまでとなっており大きなデータは格納できない。テーブル本体とは異なる領域にバイナリデータを格納するデータ型としてBLOB型もある。

(2023.3.2更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる