ブロック 【block】

概要

ブロック(block)とは、かたまり、まとまり、台、積み木、妨害(する)、阻止(する)、遮断(する)、封鎖(する)、などの意味を持つ英単語。ITの分野では分野や文脈により、かたまり・まとまりの意味と阻止・遮断の意味の両方に使われる。

コードブロック

プログラミングの分野では、コンピュータプログラム上で複数の構文や命令などを一括りにまとめたものを「コードブロック」(code block)と呼び、これを略して単にブロックと呼ぶことが多い。

関数やサブルーチン、メソッドなどは名前をつけたブロックとして定義されることが多い。多くのプログラミング言語では、ブロックは入れ子にする(ブロックの中に別のブロックを作る)ことができ、変数やシンボルのスコープ(通用範囲)としての意味を持つ。

データブロック

データ処理や暗号化、記憶装置の管理などでは、大量のデータや連続的に発生するデータを処理する際に、データを同じ長さのまとまりごとに区切って処理する場合がある。このデータの一定の長さの単位をブロックという。

通信のブロック

通信ネットワークの分野では、望まない通信を遮断する処置を講じることを「ブロックする」(ブロッキング)ということがある。

何らかの指定された条件に当てはまる(あるいは当てはまらない)通信を検知すると、これを遮断する仕組みを指す。ネットワーク境界に設置された機器などで、内部からの情報漏洩や外部からの攻撃の試みなどが疑われる通信を阻止するために行われることが多い。

(2019.4.20更新)

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