主キー 【primary key】 プライマリキー / PK

概要

主キー(primary key)とは、リレーショナルデータベース(RDB)のテーブル内でレコードを一意に識別することができるように指定される項目(列/カラム)。

レコードを構成する項目の中から一つあるいは複数の組み合わせ(複合主キー)が主キーとして選択・設定される。主キーに選ばれた列はすべてのレコードが異なる値を持たなければならず、NULL値とすることもできない。レコードの中で主キーとして選択可能な項目(や項目の組み合わせ)のことを「候補キー」(candidate key)、候補キーのうち主キー以外のものを「代理キー」(alternate key)ということがある。

あらかじめ異なる値が格納されており、内容が更新・追加されないことが分かっている場合は、人間にとって意味のあるデータそのものを主キーとすることもあるが、レコードが動的に追加・生成されるテーブルでは、識別のためだけに通し番号のような項目を設け、これを主キーに設定することが多い。氏名の同姓同名のように意図せず重複してしまうことを避けるためである。

データベース管理システムDBMS)などには、主キーのために一意の番号を自動生成するデータ型や機能(オートナンバー型、シリアル型などと呼ばれる)が用意されている場合がある。

(2019.3.22更新)

試験出題履歴

ITパスポート試験 : 令5 問78 令4 問65 令1秋 問66 平30秋 問100 平28秋 問95 平26春 問64 平25秋 問51 平25春 問55 平23春 問72 平22秋 問87 平22春 問83 平21秋 問84