【column】 カラム / コラム

概要

(column)とは、同種の複数のものを規則正しく順番に並べたもの。また、表のように縦横に整然と複数の要素が並んでいるときに、縦方向や垂直方向の並びのこと。

表における行と列

ソフトウェアの操作画面やWebページなどで、データなどを表の形でまとめる場合に、縦方向に並んだ項目の連なりのことを「列」(column)、横方向の連なりを「行」(row)という。HTMLのtable要素では、各行のtr要素で同じ位置にあるtd要素th要素が列を構成する。colgroup要素とcol要素で共通の属性やスタイルを指定することができる。

データベースにおける行と列

リレーショナルデータベースRDBRelational Database)では、一件のデータを複数の属性(attribute)の値の組(tupleタプル)として表現するが、この属性のことや、表内のある属性の集合のことを列(column:カラム、コラム)と呼ぶことがある。

データの集合を表(table:テーブル)の形で表した時に、データの組を縦に並べて表示するが一般的であることからこのように呼ばれる。同様に、表であらわすと横の並びになる一件のデータの組のことを行(row)と呼ぶ。

データ列

プログラミングやデータ形式、データ通信などの分野では、ある同じ種類の複数のデータが順番に並んだ構造のデータを「数値列」「文字列」「ビット列」「バイト列」のように呼ぶことがある。

これは表の縦の並びの意味ではなく、日常生活で窓口に並んだ人の列のように「順に並べたもの」の意味である。英語では文字列などを “string” (ストリング)、配列などを “array” (アレイ)、終わりの決まっていない連続的なデータの流れを “stream” (ストリーム)という。

(2024.1.6更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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