外部キー制約 【FOREIGN KEY constraint】 参照制約 / referential constraint / 参照整合性制約 / referential integrity constraint

概要

外部キー制約(FOREIGN KEY constraint)とは、リレーショナルデータベース(RDB)でテーブルにデータを追加・更新する際の制約の一つで、外部の他のテーブルの特定の列の値しか指定できないようにするもの。

あるテーブル(子テーブル)の列に外部キー制約を設定すると、参照先のテーブル(親テーブル)の指定された列に記録された値しか書き込むことができないようになる。参照先の列に対しても、子テーブルから参照されている値は削除することができない制約が設けられる。

これにより、例えば、受注テーブルの顧客コードには、顧客テーブルに存在するコードしか記入できないようにするといった制約を加えることができる。一般的なSQL文では、CREATE TABLE文のCONSTRAINT句の内部で「FOREIGN KEY」キーワードを用いることで制約を作成することができる。

(2020.11.13更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。