ACCDEファイル
概要
ACCDEファイルとは、Microsoft Accessのデータベース保存形式の一つで、内部の仕様が固定され変更できないようにするもの。レポートやフォームなどの編集、VBAコードの表示などができなくなる。標準のファイル拡張子は「.accde」。Microsoft Accessで作成されたデータベースファイルは標準では.accdbファイル形式で保存されるが、自由に編集できる形式であるため、フォームなど利用時に必要な要素をデザインビューで参照したり、内容を変更することができる。
ACCDEファイルはフォームやレポート、モジュールの利用や実行は通常通り可能だが、追加や変更はできなくなる。VBA(Visual Basic for Applications)のスクリプトが含まれている場合、実行は可能だが内容はコンパイル(実行可能形式へ変換)されており、コードを表示したり書き換えることはできない。
ACCDEファイルはデータの追加や削除、編集を行うデータベースの利用者に配布するファイル形式として用いられる。利用者側にVBAコードなどを開示したくない場合や、利用時に誤って設計要素の変更や削除を行ってしまうことを避けたい場合に用いられる。
(2023.4.30更新)