DDL 【Data Definition Language】 データ定義言語
概要
DDL(Data Definition Language)とは、コンピュータで用いられる人工言語の分類の一つで、データを格納するための構造を定義するための言語。通常はSQLの一部の命令語のグループを指す。データベースの構造や構成を定義するために用いられるものが多く、単にDDLといった場合には、リレーショナルデータベース(RDB)の制御に用いられる問い合わせ言語の標準、SQL(Structured Query Language)の一部の命令群を指すことが多い。
SQLにおけるDDLには、データベースやテーブル、ビューなどの作成を行うCREATE文や、これらを削除するDROP文、これらの設定や構成に変更を加えるALTER文、テーブル中のデータを全削除するTRUNCATE文が含まれる。
これに対し、定義されたデータ構造中の個々のデータを操作する言語を「DML」(Data Manipulation Language:データ操作言語)、データへのアクセス権限などを制御する言語を「DCL」(Data Control Language:データ制御言語)という。DMLにはSELECT文やINSERT文などが、DCLにはGRANT文やREVOKE文などが含まれる。
(2023.1.31更新)