UPDATE文 【UPDATE statement】
概要
UPDATE文(UPDATE statement)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQL(Structured Query Language)に用意された構文の一つで、データベースに保存されているデータの更新・書き換えを行うためのもの。基本的な構文は「UPDATE 表名 SET 列名1=値1, 列名2=値2, … WHERE 条件」で、表名で指定したテーブルのWHERE句で指定した条件に該当する行について、SET句で示した各列に対してそれぞれ「=」以降に記した値を書き込んでいく。列名は存在する限りいくつ列挙してもよい。WHERE句を省略した場合は表中のすべての行に同じ更新を適用する。
値の指定には自身の元の値を使った計算式を用いることもでき、例えば「SET X=X*2」のように記述すると「Xを元の数の2倍で置き換える」という指定になる。また、「SET 列名1=(SELECT~)」のように別のSQL文を入れ子状に記述することもでき、内部のSQL文(サブクエリ、副問い合わせ)の結果を代入することができる。
(2021.6.2更新)