読み方 : アップデートぶん

UPDATE文【UPDATE statement】

概要

UPDATE文とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQLStructured Query Language)に用意された構文の一つで、データベースに保存されているデータの更新・書き換えを行うためのもの。
UPDATE文のイメージ画像

基本的な構文は「UPDATE 表名 SET 列名1=値1, 列名2=値2, … WHERE 条件」で、表名で指定したテーブルのWHERE句で指定した条件に該当する行について、SET句で示した各列に対してそれぞれ「=」以降に記した値を書き込んでいく。列名は存在する限りいくつ列挙してもよい。WHERE句を省略した場合は表中のすべての行に同じ更新を適用する。

値の指定には自身の元の値を使った計算式を用いることもでき、例えば「SET X=X*2」のように記述すると「Xを元の数の2倍で置き換える」という指定になる。また、「SET 列名1=(SELECT~)」のように別のSQL文を入れ子状に記述することもでき、内部のSQL文(サブクエリ副問い合わせ)の結果を代入することができる。

(2021.6.2更新)

資格試験などの「UPDATE文」の出題履歴

▼ 基本情報技術者試験
平27修7 問29】 “商品” 表に対してデータの更新処理が正しく実行できるUPDATE文はどれか。ここで,“商品” 表は次のCREATE文で定義されている。
平26修1 問32】 “商品” 表に対してデータの更新処理が正しく実行できるUPDATE文はどれか。ここで,“商品” 表は次のCREATE文で定義されている。
平24修7 問34】 “商品” 表に対してデータの更新処理が正しく実行できるUPDATE文はどれか。ここで,“商品” 表は次のCREATE文で定義されている。
平22秋 問31】 “商品” 表に対してデータの更新処理が正しく実行できるUPDATE文はどれか。ここで,“商品” 表は次のCREATE文で定義されている。
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。