NCHAR 【NATIONAL CHAR】

概要

NCHAR(NATIONAL CHAR)とは、データベースフィールド定義などで用いられるデータ型の一つで、ASCII文字以外のマルチバイト文字を含む固定長文字列を表すもの。

固定長文字列を意味する「CHAR」型から派生したデータ型で、先頭の「N」は “National” (その国の)の略。文字コードは宣言時に指定できるシステムと、UnicodeUTF-8UTF-16などを固定的に用いるシステムがある。マルチバイト文字を含む可変長文字列のデータ型VARCHAR型のマルチバイト版)は「NVARCHAR」と呼ばれる。

CHAR型マルチバイト文字を扱うとサイズがバイト単位なのか文字単位なのかシステムによって異なるが、NCHARでは文字コードの仕様によらず長さは文字数単位となる。例えば「NCHAR(10)」とすると言語によらず10文字を格納できる。最大文字数などはデータベース管理システムDBMS)などにより異なる。

(2021.10.25更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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