BLOB 【Binary Large OBject】

概要

BLOB(Binary Large OBject)とは、データベースフィールド定義などで用いられるデータ型の一つで、テキスト(文字列)や整数のように既存のデータ型としては用意されていない任意のバイナリデータを格納するためのもの。

データベース管理システムDBMS)が用意している通常のデータ型フィールドには格納することができない、画像や音声、動画、実行ファイル圧縮ファイルなど様々な種類のバイナリデータレコード中に直接格納することができる。

内部的にはテーブル本体とは別の記憶領域にまとめて保管され、テーブル上にはデータへの参照のみが格納される実装になっていることが多い。このため、他の形式のデータでは可能な検索並べ替えキー設定などの操作や機能のほとんどは利用できない。

一方、巨大な不定長の文字データを格納できるデータ型を「CLOB」(Character Large Object)と呼ぶことがある。BLOBやCLOBなど不定形・不定長なデータを格納するデータ型を総称して「LOB」(Large Object)ということがある。

(2020.5.6更新)

他の辞典による解説 (外部サイト)

この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
ホーム画面への追加方法
1.ブラウザの 共有ボタンのアイコン 共有ボタンをタップ
2.メニューの「ホーム画面に追加」をタップ
閉じる