BLOB 【Binary Large OBject】
概要
BLOB(Binary Large OBject)とは、データベースのフィールド定義などで用いられるデータ型の一つで、テキスト(文字列)や整数のように既存のデータ型としては用意されていない任意のバイナリデータを格納するためのもの。データベース管理システム(DBMS)が用意している通常のデータ型のフィールドには格納することができない、画像や音声、動画、実行ファイル、圧縮ファイルなど様々な種類のバイナリデータをレコード中に直接格納することができる。
内部的にはテーブル本体とは別の記憶領域にまとめて保管され、テーブル上にはデータへの参照のみが格納される実装になっていることが多い。このため、他の形式のデータでは可能な検索や並べ替え、キー設定などの操作や機能のほとんどは利用できない。
一方、巨大な不定長の文字データを格納できるデータ型を「CLOB」(Character Large Object)と呼ぶことがある。BLOBやCLOBなど不定形・不定長なデータを格納するデータ型を総称して「LOB」(Large Object)ということがある。
(2020.5.6更新)