非キー属性 【non-key attribute】

概要

非キー属性(non-key attribute)とは、リレーショナルデータベース(RDB)のテーブルを構成する列(属性/フィールド)のうち、行を一意に特定し得る候補キーに含まれないもの。

テーブル内でレコードを一意に識別することができる列のことを「キー」(key)という。単体ですべての行の値が一意であることが保証されるものや、複数の列の値の組み合わせが一意であるものが含まれる。キーとして利用可能な候補となる列のことを「候補キー」(candidate key)と総称する。

候補キーの中から、実際にそのテーブルの行の識別に用いるよう指定されたものを「主キー」(primary key)、選ばれなかったものを「代替キー」(alternative key)という。非キー属性は候補キーの中に含まれていない列で、単体でも他の列と組み合わせても主キーとなることができないような列を指す。

(2023.6.9更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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