DECIMAL型 【NUMERIC型】 DEC型

概要

DECIMAL型(NUMERIC型)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作するSQLに用意されたデータ型の一つで、指定した桁数の十進数の数値を正確に格納できるもの。

数値データを記録するデータ型の一つで、十進数の実数を指定された精度で記録する。他の数値型とは異なり末尾の桁まで常に正確に取り扱うため、金額の記録や計算などをう場合に適している。ただし、データの記憶容量や処理時間は一般の数値型より不利となる。

CREATE TABLE文などでの指定時には全体の桁数と小数点以下の桁数を指示する。例えば、DECIMAL(6,3) と指定した場合は全体で6桁、小数点以下3桁の実数を記録でき、-999.999~999.999の範囲を表すことができる。

小数点以下を0桁にすれば整数のみとすることができ、UNSIGNEDキーワードで符号なしを指定することもできる。RDBMSごとに指定できる最大桁数が決まっており、主要な製品の多くは全体で30~60桁程度、小数点以下はその半分程度までとなっている。

(2020.11.19更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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