DCL 【Data Control Language】 データ制御言語

概要

DCL(Data Control Language)とは、データベースを管理・操作するための言語の一種(あるいは言語の一部)で、利用者へのデータベースへのアクセス権の制御やデータベースの状態管理などをなうためのもの。

データベースの登録利用者にデータの読み込み、登録、変更、削除などをなう権限を与えたり奪ったりするのに用いられる。また、トランザクション処理などをなう際の状態の変更や確定などを実施する際にも用いられる。

リレーショナルデータベース管理システムRDBMS)の標準的な操作言語であるSQLStructured Query Language)の場合、GRANT文(権限を与える)やREVOKE文(権限を奪う)、COMMIT文(トランザクションの確定)、ROLLBACK文(トランザクションの破棄)などがこれに当たる。

一方、データベース言語(および言語の構成要素)のうち、データベース内のデータ自体の操作をうためのものは「DML」(Data Manipulation Languageデータ操作言語)、データベースの構造や構成要素などを定義・変更するためのものは「DDL」(Data Definition Languageデータ定義言語)という。

(2020.6.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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