DROP文 【DROP statement】 DROP TABLE

概要

DROP文(DROP statement)とは、リレーショナルデータベース(RDB)を操作する言語であるSQL(Structured Query Language)に用意された構文の一つで、表などのオブジェクトデータベースから削除するもの。

最もよく使われるのは「DROP TABLE 表名」という構文で、表名で指定したテーブルそのものをデータベースから削除する。CASCADE句を指定するとそのテーブル依存する他のオブジェクトビューなど)も同時に削除し、RESTRICT句を指定するとテーブル依存するオブジェクトがある場合はテーブルの削除をわない。

DROP文はテーブル以外にも「DROP TRIGGER」(トリガーを削除)「DROP VIEW」(ビューを削除)のように他のオブジェクトを削除するのにも使われる。DROP構文で何を削除できるかはDBMSの仕様による。また、独立した文としてだけではなく、ALTER TABLE文の「DROP CONSTRAINT」(表中の制約を削除)や「DROP COLUMN」(を削除)のようにDROP句が使われることもある。

(2021.6.2更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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