読み方 : しゅキーせいやく
主キー制約【PRIMARY KEY制約】primary key constraint
概要
主キー制約とは、リレーショナルデータベース(RDB)のテーブルで各行を一意に識別する「主キー」に指定された列に設けられる制約。この列には重複する値を登録できず、NULL値も登録できない。この二つの条件により、テーブル内のすべての行を必ず区別できる状態が保たれる。

主キー制約が設定された列への挿入や更新の際、データベース管理システム(DBMS)は値を自動で検証する。他の行との重複やNULLが検出された場合、その操作はエラーとして拒否される。システム側でデータの正確性が自動的に担保されるため、操作ミスやプログラムの不具合による矛盾したデータの混入を防げる。
主キーはテーブルあたりに一つだけ定義できる。複数の列を組み合わせて一つの主キーとする「複合主キー」も設定でき、単独の列では一意性を確保できない場合に用いられる。例えば、受講管理テーブルで「学生番号」と「講義番号」を組み合わせると、同一学生による同一講義への重複登録を防ぐことができる。この場合、各列の値はそれぞれの列内で一意でなくてよく、組み合わせとして一意であればよい。
主キーは他のテーブルとの関連付けにも利用される。別のテーブルから主キーを参照する列は「外部キー」(foreign key)として扱われ、テーブル間の整合性を保つ仕組みの基盤となる。例えば、注文テーブルに顧客IDを外部キーとして持たせることで、存在しない顧客への紐付けを防げる。
(2026.5.21更新)