読み方 : ピーエスキューエル
psql
概要
psqlとは、PostgreSQLに標準付属するコマンドライン型の管理ツール。オペレーティングシステム(OS)のシェルから起動してSQL文を実行したり、バックスラッシュで始まる独自のメタコマンドでデータベースを管理することができる。対話的な操作のほか、スクリプトを用いた一括処理にも対応している。

OSのコマンドラインからpsqlコマンドとして起動する。オプションとして接続先サーバのホスト名、ポート番号、ロール名、データベース名などを指定することで、目的のデータベースに接続する。接続情報は環境変数でも指定でき、自動化処理に組み込むことができる。
起動後は専用のプロンプトが表示され、SQL文を入力するとその場で実行結果が表示される対話モードで動作する。「-c」オプションでSQL文を引数として渡して即時実行する方法や、「-f」オプションでSQLファイルを読み込んで一括実行する非対話モードも備える。
SQL文とは別に、バックスラッシュ(\、一部の日本語環境では円マーク)で始まるメタコマンドも利用できる。「\l」でデータベース一覧の表示、「\c データベース名」で接続先の切り替え、「\dt」でテーブル一覧の表示、「\d テーブル名」でテーブル定義の確認、「\h」でSQL構文のヘルプ表示、「\q」で終了といった操作が使用できる。これらはSQLでは直接扱いにくいサーバやオブジェクトの管理操作を簡便に行うためのものである。
PostgreSQLの管理ツールとしては、ネットワーク経由でサーバに接続してグラフィカルな画面(GUI)で操作できる「pgAdmin」も提供されており、稼働状況のグラフ表示やビジュアルなクエリ編集などに対応している。psqlはサーバに直接ログインしてターミナルから操作する場面や、シェルスクリプトと組み合わせた自動化処理などで活用される。
(2026.6.18更新)