psql

概要

psqlとは、PostgreSQLの管理ツールの一つで、文字による逐次的な入出力で対話的に操作することができるコマンドライン型のツール。PostgreSQLに標準で付属している。

オペレーティングシステム(OS)のシェル(コマンドプロンプト)から「psql」コマンドで実行することができ、オプションとして接続するサーバのホスト名やポート番号、ロール名、データベース名などを指定する。

起動後は独自のプロンプトが表示され、コマンド入力により対話的に操作を行うことができる。指定したコマンドを実行してすぐに終了する動作モードもある。SQL文を入力すると即座に実行することができ、「\」で始まる独自のコマンドを利用することもできる。例えば、「\l」でデータベースの一覧を表示、「\q」で終了、「\c DB名」でデータベースへの接続を行うことができる。

PostgreSQLの管理ツールとしては、ネットワークを通じてクライアントから接続してグラフィック表示・操作体系(GUI)で管理することができる「pgAdmin」も提供されており、稼働状況のグラフ表示などを利用することができる。

(2021.4.30更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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