レーダーチャート 【radar chart】 クモの巣グラフ / spider chart / スパイダーチャート / スターチャート / star chart

概要

レーダーチャート(radar chart)とは、グラフの種類の一つで、複数の項目の大きさを中心点からの距離で表したもの。各項目の大きさを同じ尺度で一覧し、項目間のバランスや全体的な傾向を図形の形状や大小で把握できる。

解説 各項目の軸を図の中心を原点として放射状に伸ばし、それぞれの軸上に各項目の値をプロットする。隣接する項目同士を線分で結んでできた多角形が、対象の各項目の傾向を表している。

突出して高い項目や低い項目があると対応する角に大きな凹凸ができ、多角形のいびつさでバランスの良し悪しを視覚的に表現できる。また、値が全体的に高ければ多角形の面積が広く、低ければ狭くなる。

各軸は隣の軸となす角度がすべて等しくなるように配置し、最大値同士を線で結ぶと正多角形になる。途中の目盛りを結んだ線はクモの巣のような形になるため、「クモの巣グラフ」(spider chart)とも呼ばれる。

(2019.9.7更新)

他の用語辞典による「レーダーチャート」の解説 (外部サイト)

資格試験などの「レーダーチャート」の出題履歴

▼ ITパスポート試験
平25秋 問15】 クラスの学生の8科目の成績をそれぞれ5段階で評価した。クラスの平均点と学生の成績の比較や、科目間の成績のバランスを評価するために用いるグラフとして、最も適切なものはどれか。

▼ 基本情報技術者試験
平24修6 問56】 グラフ化の目的と種類の組合せのうち,適切なものはどれか。
グラフ化の目的グラフの種類
ある製品について各社の市場占有率を表現するZグラフ
作業の日程計画を立て,その進捗状況を表現するポートフォリオ図
支店ごとの売上げの大きさを表現する散布図
複数の評価項目でパソコンの機種ごとの特徴を表現するレーダチャート
平22修6 問56】 レーダチャートの用途に関する記述として,適切なものはどれか。
平21修7 問28】 レーダチャートの用途に関する記述として,適切なものはどれか。