レーダーチャート【radar chart】クモの巣グラフ
別名 :spider chart/スパイダーチャート/スターチャート/star chart
概要
レーダーチャートとは、複数の項目の大きさを中心点からの距離で表したグラフ。各項目を同じ尺度で一覧し、項目間のバランスや全体的な傾向を図形の形状や大小から把握できる。

各項目の軸を図の中心を原点として放射状に伸ばし、隣接する軸となす角度がすべて等しくなるよう等間隔に配置する。例えば5項目なら72度ずつ、6項目なら60度ずつの間隔で軸を配置する。各軸上に対応する値をプロットし、隣接するプロット点を順に線分で結ぶことで、閉じた多角形が形成される。
この多角形の形状が、対象の各項目の傾向を表している。値が大きい項目は外側に、小さい項目は中心寄りに現れるため、多角形の凹凸がそのまま特性の偏りとして視覚化される。全項目で最大値を取れば正多角形となり、値が偏っていれば不規則な形状になる。また、値が全体的に高ければ多角形の面積が広く、低ければ狭くなる。
レーダーチャートはスポーツ選手の能力評価、製品の機能比較、企業の経営指標の可視化、アンケート結果の集計など、複数の指標を同時に比較したい場面で用いられる。棒グラフや折れ線グラフとは異なり、項目間のバランスを図形の形状として捉えられる。Microsoft ExcelやGoogleスプレッドシートをはじめ、様々な表計算ソフトやデータ可視化ツールに標準で備わっている。
注意点として、軸の並び順によって多角形の形状が変わるため、関連性の高い項目を近くに配置するといった配慮が求められる。また、項目数が増えると図形が複雑になり視認性が低下するため、一般的には5~8項目程度での使用が適している。ライバル同士や同じ対象の新旧など、異なるデータ系列を同じグラフ上に重ねることで、複数の対象のバランスを比較することも可能である。
(2026.6.16更新)
関連用語
他の辞典等による「レーダーチャート」の解説 (外部サイト)
資格試験などの「レーダーチャート」の出題履歴
▼ ITパスポート試験
【平25秋】 クラスの学生の8科目の成績をそれぞれ5段階で評価した。クラスの平均点と学生の成績の比較や、科目間の成績のバランスを評価するために用いるグラフとして、最も適切なものはどれか。
▼ 基本情報技術者試験
【平24修6/平22修12】 グラフ化の目的と種類の組合せのうち,適切なものはどれか。グラフ化の目的 グラフの種類 ア ある製品について各社の市場占有率を表現する Zグラフ イ 作業の日程計画を立て,その進捗状況を表現する ポートフォリオ図 ウ 支店ごとの売上げの大きさを表現する 散布図 エ 複数の評価項目でパソコンの機種ごとの特徴を表現する レーダチャート 。
【平22修6】 レーダチャートの用途に関する記述として,適切なものはどれか。
【平21修7】 レーダチャートの用途に関する記述として,適切なものはどれか。