UNION句 【union clause】

概要

UNION句(union clause)とは、リレーショナルデータベースの操作や問い合わせに用いるSQLで、複数のSELECT文の結果を連結して一つにまとめるもの。

「SELECT ~ UNION SELECT ~」のように複数のSELECT文の間に挿入すると、全体を一つの結果セットに連結して抽出する。3つ以上のSELECT文を連続して連結することもできる。同じテーブルを対象とする必要はないが、抽出する項目の数とデータ型が同じになるように揃える必要がある。

単に「UNION」と記述するか、「UNION DISTINCT」と指定した場合は重複するを一つにまとめて(後から現れるを削除する)から出力するが、「UNION ALL」と指定すると重複を気にせずすべての結果を順に連結した状態で出力する。

SELECT文の結果をORDER BY句で並べ替えることができるが、「(SELECT ~ ) UNION (SELECT ~ ) ORDER BY 並べ替え条件」のようにSELECT文括弧で括って末尾にORDER BY句を追加することで、結果全体を指定条件に基づいて並べ替えることができる。

(2023.11.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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