DateTime型 【日付/時刻型】

概要

DateTime型(日付/時刻型)とは、プログラミング言語データベースに用意されているデータ型の一つで、日付と時刻を格納するためのもの。ある特定の日時を表すことができる。

西暦、月、日、時、分、秒を組み合わせた日付および時刻を表すデータを格納することができる。数の大小と同じように比較演算子などを用いて前後を判定したり、範囲を指定することができる。書式を指定して文字列出力したり、文字列を解釈してを設定する機能が提供されることが多い。

日付の表現形式はシステムによるが、4桁の西暦(YYYY)、2桁の月(MM)、2桁の日(DD)を組み合わせて「YYYY-MM-DD」のように表すことが多い。国によって順序や月の表し方などが異なるため、「MM/DD/YYYY」など複数の形式を受け付ける設計となっていることも多い。

時刻は24時制で「HH:MM:SS」のように指定するが、システムによっては更に細かくミリ秒マイクロ秒のような単位で記録できる場合もある。内部的には歴史上のある特定日時からの経過秒数や経過ミリ秒数として表現することが多く、起点より前の日付や時刻は表せないことがある。

日付や時刻を扱うデータ型クラスの名称は様々で、「Date型」(DATE型)、「Time型」(TIME型)、「DateTime型」(DATETIME型)、「TIMESTAMP型」などのバリエーションがある。DateTime型やTIMESTAMP型は日時(日付・時刻の両方)を格納できるが、Date型Time型処理系や言語によって日時を格納できる場合と、日付のみ、あるいは時刻のみを格納できる場合に分かれる。

(2022.12.4更新)
この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
1997年8月より「IT用語辞典 e-Words」を執筆・編集しています。累計公開記事数は1万ページ以上、累計サイト訪問者数は1億人以上です。学術論文や官公庁の資料などへも多数の記事が引用・参照されています。
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