Yammer
利用者は短い発言を投稿することができ、購読者として登録した別の利用者の画面に時系列に発言が流れていく。一般的なSNSと同様に、投稿に写真や動画を添付したり、タグ付けで投稿を整理したり、他の利用者がコメントや「いいね!」アクションを残したりすることができる。
企業の従業員同士など組織内でのコミュニケーションに利用することを想定した設計になっており、他のSNSのように発言が一般に広く公開されることはない。部署などの単位でグループを設定したり、Yammerに登録している他の企業(取引先など)と連携することもできる。
登録と基本機能の利用は無料で、高度な管理機能などを利用する場合は利用者一人あたり決まった月額料金を支払う有料サービス(1人1ヶ月3ドルと5ドルのコースがある)に申し込む必要がある。同社のMicrosoft Officeアプリケーションなどを月額料金制で利用できる「Microsoft 365」の一部プランには標準でYammerがバンドルされている。
もともと2008年に同名の企業(米Yammer社)が開始したサービスで、2012年にMicrosoft社が同社を買収し、サービス運営を継承した。世界的な大企業を含め数十万社が導入、利用しているとされる。
(2020.11.9更新)