ハッシュタグ 【hash tag】
概要
ハッシュタグ(hash tag)とは、SNSなどへの投稿に付与される短い標識の一種で、分類や対象、話題などを明示して他の利用者から探しやすくするためのもの。Twitter(ツイッター)で導入され他のサービスに広まったもので、一般的には「#」記号に続けて単語やフレーズを記述する形式が多い。ハッシュタグは「私は今 #大恐竜展2019 を見に #国立科学博物館 に来ています」といったようにスペースで前後を区切って「#」で始まるフレーズを書くことによりシステム側に認識される。その投稿が何についてのものかを示すことができ、検索機能などでハッシュタグを指定すると、そのタグが付与された投稿が掲示板のように一覧表示される。
関心のある対象についてハッシュタグを検索することにより、友だち登録などをしていない知らない利用者の投稿も容易に集めてグループ化することができ、同好の士を探し出したり情報交換を行うことができる。
ハッシュタグの衝突
ハッシュタグの文言は利用者が任意に決めることができるため、一般名詞や同音異義語を使うと異なる対象を指す利用者が同じタグに混在してしまう衝突現象が起きることがある。例えば、「#apple」というタグに米アップル社の話題と果物のりんごの話題が混ざってしまうといったことが起きる。
公式ハッシュタグ
企業による製品やサービス、テレビ・ラジオやネット放送の番組、イベントなどでは、販売元や主催者などが「公式のハッシュタグ」を告知し、SNS等での言及時に使用するよう促す場合もある。使用するかは個々の投稿者の自由だが、他の概念との衝突を避け、同じ対象に言及する投稿を確実に見分けられる利点がある。
(2019.9.5更新)