読み方:だいにせいきけい
第2正規形 【second normal form】 2NF / 第二正規形 / 第2正規化 / 第二正規化
概要
第2正規形(second normal form)とは、リレーショナルデータベース(RDB)でデータの冗長性や不整合を排除した正規形の一つで、ある表が第1正規形であり、かつ、レコード中の非キー項目のうち、主キーのいずれかが定まれば一意に定まるようなものを排除して独立した表として分離したもの。
目次
RDBではどの表にどの項目を記録するかは設計次第だが、同じ項目が複数の表にまたがって重複するなど不適切な構造だと処理効率の低下やデータの不整合を招く。データ全体の構造はそのままで、一定の基準に基づいて表の設計を整理することを「正規化」、整理後の形式を「正規形」という。
例えば、顧客からの注文を記録する表が「受注日、顧客名、製品コード、製品名、単価、数量」で構成され、受注日、顧客名、製品コードが主キーであるとき、製品名と単価は製品コードが定まれば一意に定まる。
このような場合に、注文表から製品名と単価の項目を取り除き、「製品コード、製品名、単価」からなる新たな表として分離したものを第2正規形という。第1正規形の表をこのような形式に改めることを「第2正規化」という。
一方、行内にデータの重複を含む非正規形の表から重複を排除したものを「第1正規形」という。また、第2正規形の表をもとに、非キー項目が定まれば一意に定まる項目を別の表に分離したものを「第3正規形」という。
(2025.8.8更新)