複合主キー 【composite primary key】
主キーに設定されたカラムの値は一意(各レコードの値がすべて異なる)である必要があるため、例えば同姓同名の可能性がある氏名などは適さない。組み合わせれば一意になることが保証あるいは想定される複数の項目を組み合わせて主キーとするのが複合主キーである。
主キーとしての一意性の確保のためだけに通し番号のような項目を新たに設ける手法に比べ、本来存在する意味のある項目のみでテーブルを構成できる利点がある。
ただし、処理が複雑になり性能が落ちたり、複合主キーに設定されたカラムの内容が変更できなくなるといった制約やデメリットもある。また、通し番号の一意性は機械的に保証されるの対し、複合主キーが本当に一意になるかは設計者次第であるため、運用開始後に同姓同名のような重複事例が発覚する場合もある。
(2020.5.12更新)