CRUD図 【CRUD表】 CRUDマトリクス / CRUD matrix / クラッド図

概要

CRUD図(CRUD表)とは、様々な種類のデータを扱うシステムソフトウェア設計する際に、どの機能やプログラム(モジュール)が、どのデータを作成(C)・読み出し(R)・更新(U)・削除(D)するのかを表の形で整理したもの。

CRUD」(Create/Read/Update/Delete)は永続的なデータを扱うシステムに求められる基本的な機能の頭文字を繋ぎ合わせたもので、この4つの機能や操作方法が整えられていれば、システム上でデータを自在に管理することができるようになる。

機能やデータが複雑に分かれてるシステムでは、どの機能がどのデータに対してどのような操作をう(必要がある)のかを把握するのが難しくなる場合がある。そのような場合に、横方向にデータテーブルなどの種類を、縦方向に機能やモジュールなどを並べた表を作成し、それぞれが交差する項にCRUDのどれが該当するかを書き入れる。

各欄へのC/R/U/Dの記入方法には主に二通りの方法がよく知られている。各データ項目をC/R/U/Dの副項目に分割し、該当する欄に丸印などを書き入れる方式と、表中の各欄にC/R/U/Dのアルファベットのうち該当するものを直接書き入れる作成である。

(2022.5.23更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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