ロールバックセグメント 【rollback segment】 RBS
概要
ロールバックセグメント(rollback segment)とは、データベース管理システム(DBMS)がストレージ(外部記憶装置)上に設ける管理領域の一つで、データを更新する際に更新前のデータを保管しておくためのもの。関連する複数の処理を一つの処理単位としてまとめるトランザクション処理で用いられるもので、障害などでトランザクションを取り消すロールバック処理の際に、すでに更新してしまったデータを元の状態の戻すために利用される。
SQL文による操作でデータベースが更新されると、更新される直前のデータが「UNDOログ」として記録される。UNDOログが蓄積される領域がロールバックセグメントで、取り消し処理が発行されるとUNDOログを遡ってデータが特定の時点の状態まで巻き戻される。
(2020.2.9更新)