CLOB 【Character Large Object】 CLOB型 / キャラクタラージオブジェクト

概要

CLOB(Character Large Object)とは、リレーショナルデータベース(RDB)のフィールド定義などで用いられるデータ型の一つで、任意長の長大な文字列データを格納することができるもの。システムによってはロングテキスト型(LONGTEXT)やメモ型(Memo)などと呼ばれる。

多くのデータベース管理システムDBMS)では、CHAR型VARCHAR型など文字列を扱うデータ型が数百から数千バイト程度までの文字列を格納できるのに対し、CLOB型では数GBギガバイト)に及ぶ巨大な文字列を格納することができる。

巨大なデータを保存する可能性があるため、通常のデータとは異なり、テーブル本体を保存するための領域ではなく別途確保した専用の領域に保管し、テーブル本体にはその参照(位置を表すデータ)を格納するという実装になっていることが多い。また、SQL文中での比較などでの参照も制限されている。

一方、画像データ実行形式プログラムなど任意のバイナリデータを格納することができるデータ型は「BLOB」(Binary Large Object:バイナリラージオブジェクト)という。

(2020.4.1更新)

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この記事の著者 : (株)インセプト IT用語辞典 e-Words 編集部
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